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   韓国の寺院 2008-09-30 / 7671  

 
韓国の寺院は禅宗が伝わって以来、大部分が山地伽藍の形態を取るようになった。建築物の規模と空間配置の形式を決めるにあたって、山勢との調和を重視した。それで華麗ではないが、自然と融和した優美さと独特の風情が感じられる。

韓国の寺院の大部分は、本尊仏が安置された本殿と、その前に建てられた塔を中心にして、様々な建築物が地勢に基づいて配置されている。

寺院の入口から本堂までは幾つかの門があり、各々に仏教の奥深い思想が込められている。一番初めに出会う門は一柱門で、柱が横に一列に三本並んでいるが、煩悩のために乱れた心を一つにして浄土に足を踏み入れるという意味が込められている。一柱門を過ぎると、金剛門、天王門、不二門、解脱門などを順に通るようになる。金剛門には金剛力士が寺院を護持する意味があり、天王門は仏法を守護するために東西南北を守る四天王を安置した門であり、不二門とは善と悪、生と死、世俗と浄土といったものが其々二つであるのではなくて、一つであるという不二の真理を表している。最後に、解脱門には、仏の教えに従って修行していくならば解脱を開くことができ、さらにこの門を通り過ぎると、そこには解脱の世界である浄土が広がっているという意味がある。

各門を過ぎて、本殿があるところまでたどり着くと広場にでる。そこには搭が建てられている。塔は寺院の中心に位置し、仏さまの舎利や経典を納めているので、仏さまと仏さまの教えを象徴している。初めのうち、韓国では木塔を建てたが、次第に石塔へと発展していく。こうした石塔文化は他の国のものとは違って、長期間、絶え間なく発展してきた韓国仏教文化の大きな特徴の一つといえる。

塔のある広場には、各々の方向に様々なお堂が配置されている。各お堂は、そこに安置されている本尊の名によって、その名称が異なっている。大雄殿は釈迦牟尼仏が奉安されているお堂で、寺院の中心的な殿閣である。大寂光殿は毘盧舎那仏を安置したところであり、極楽殿は阿弥陀仏を奉ずるお堂である。
  
 
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