万仏会が展開する華厳曼荼羅の展開は存在の価値を開発する生命運動です。 生と死、そして、輪廻と因果のなかで、人間は反復する人生を送っているのです。現在の目に見える人生は三身つまり、法身・報身・化身のうち化身の世界であり、我々が人生を営むことは、報身の世界から始まったものです。 しかし、 報身と化身に現れた真の生命体は法身の世界です。 法身は生命のエネルギーを意味します。 生命のエネルギーがあるから我々は人生を営むことができます。それによって報身と化身の世界が展開されます。万仏会が華厳曼荼羅実践運動を繰り広げるのは、衆生に自分の生命のエネルギーを見つけさせ、存在の価値を開発させるためであります。 存在の価値は智慧をもって悟ることができ、智慧は仏性の芽生えた境地で獲得できます。このように万仏会は万仏運動を持続的に展開し、この娑婆世界で華厳曼荼羅を開花させていきます。